1949-04-26 第5回国会 衆議院 予算委員会 第13号
わかりますが、それはいやしくも識見ある政府としては、そういうことをやはり樂観材料として考えられたならば、これはたいへんな間違いです。今日御承知の通り、輸出はほとんど輸入を前提にして、輸入物資をもらい、補給金をもらうというふうな企業経営だけが、輸出の可能性を持つておるのであります。そういう意味で、まず問題は輸入にあると思うのです。
わかりますが、それはいやしくも識見ある政府としては、そういうことをやはり樂観材料として考えられたならば、これはたいへんな間違いです。今日御承知の通り、輸出はほとんど輸入を前提にして、輸入物資をもらい、補給金をもらうというふうな企業経営だけが、輸出の可能性を持つておるのであります。そういう意味で、まず問題は輸入にあると思うのです。
從つてこの現象を以て將來に向つての樂観材料と見ることはできないのであります。高物價政策を以てしては通貨の増発を食い止めるという見通しは絶対にあり得ないのであります。 次に内濠の問題、即ち行政機構の変更につきましては外濠の関係即ち國費を緊縮する結果として多小の制約を受けるのであります。即ち以前には十人を以て処理した事柄を七人を以て処理する結果になるのであります。